- HOME
- 相続問題でお悩みの方へ
- 事業承継を検討する経営者の方
- 子2人が会社で働いているが、将来2人の間で争いが生じないか心配です
子2人が会社で働いているが、将来2人の間で争いが生じないか心配です
お子さん2人が、あなたの会社で働くことを決断してくれたこと、まずそのこと自体、あなたの会社にお子さんたちが長所を見出していることになります。
一族が経営を担うファミリービジネスが、非ファミリービジネスよりも収益も高く、永続性があるとの研究もあるからです。
ファミリービジネスとして今後も会社を発展させていくことを考えた場合、親であり経営者でもあるあなたは以下の点に留意することをお勧めします。
1.お子さんの性格を把握する。
お子さんたちのこれまでの様子をみて、競い合って成長するタイプなのか、どちらか一方が他方をフォローし合うタイプなのかを判断しましょう。
前者であれば分社化し、グループ化することも考えますし、後者であればむしろ一社体制で立場を明確にし、相互補完することが考えられます。
2.配偶者も含めた家族関係を良好にする。
実の兄弟姉妹同士は仲が良くても、その配偶者間で仲が悪い場合に、その関係が実の兄弟姉妹関係に影響を及ぼすことがあります。
逆に配偶者同士の関係が良好であれば、兄弟姉妹が仲たがいしたとしても関係修復に役立つときもあります。
そのため、配偶者も含めた全体の家族関係を良好にすることに心を配ることになります。
3.仲たがいした場合の仲裁者を準備する。
実の兄弟姉妹で紛争になった場合、単なる兄弟げんかにとどまらず、会社の業績や従業員の士気に影響します。そのため仲たがいした場合の仲裁者をあらかじめ準備しておくといいでしょう。
4.家族の歴史、会社の歴史を大事にする。
永続的な企業には永続する理由がそれぞれあります。その理念を次世代に承継することも重要です。つまり、この企業は、現時点では自分達が任されているものであり、自分達が経営できることは先代の人達が維持、発展させてきたからだという感覚です。
相続問題でお悩みの方へ
弁護士が解決します。